考自演

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第21回カントーポケモンオフ優勝構築 《選出無限ランドカビゲン》

【前書き】

1年ぶりにオフで優勝出来ました。調子に乗っているので記事を書きました。
決勝の時は騒ぎ過ぎて申し訳ございません。また、お腹減ったという僕の声に応えて、お菓子や焼きしゃけおにぎりを差し入て下さった方々、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

構築自体は去年の12月からオフで使っている構築でオフで僕と対戦したことある方は見たことある奴です。レートには構築の内容的な問題とモチベ的問題で潜ってません。

並びは以下の様になってます。

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構築のコンセプトは

・常に5割以上の択に無理矢理持ち込んで択勝ちすること

・選出の幅を最大限広げること

の大きく分けて2つです。 

 

 

【個体紹介】

霊獣ランドロス @ フィラの実 
特性:威嚇
性格:腕白
195 (244) - 166 (4) - 141 (152) - × - 100 - 125 (108) 
- 地震 
- 撃ち落とす 
- 身代わり 
- ビルドアップ


相手視点ではHB木の実ランドロスです。
実際は素早さをかなり伸ばしたビルドアップランドロスです。
元々はHBにほぼ振り切っていて、撃ち落とす→岩石封じでしたが、サザンカさんというヤクザの元締めの方の最速テッカグヤに勝てなかったので、恨みを込めて最速テッカグヤ抜きにして撃ち落として分からせる方向にシフトしました。
構築的にHB特化の木の実ランドロスに見えるので、テッカグヤエアームドやハサミギロチン持ちのグライオンが喜んで出て来てくれたので、沢山分からせることが出来て楽しかったです。
ただ、ミミッキュに対する回答としては怪しくなってしまったので、選出段階で相手のミミッキュの処理ルートを考えておく必要が出て来ました。しかし、相手視点ではHB木の実ランドロスなので、初見ではこちらのポリゴンZ相手視点で相当重くない限りは出てこなかったです。

 

カビゴン @ 残飯 
特性:免疫
性格:意地っ張り
257 (172) - 147 (28) - 117 (252) - × - 137 (52) - 51 (4) 
- 恩返し
- 地震 
- 欠伸 
- 守る


相手視点ではランドロスで撒いたステルスロックを活かすためのHB木の実カビゴンです。
実際は火力を少し盛った食べ残し免疫カビゴンです。
最近、カビゴン自体が環境に増えたので、メジャーな木の実とリサイクル持ちのカビゴンメタに毒を搭載した構築が増えた印象が有りました。そこで、相手のサイクル途中で撒く毒を無駄にする免疫カビゴンを使うことにしました。
一致技の恩返しとサブウェポンで地震を搭載し、汎用性の高い欠伸とZ透かしや食べ残しとも相性がいい守るを採用しました。
カビゴンを毒で何とかしそうな構築には詰め筋として、ポリゴンZが通る構築には起点づくりとして、それ以外ではサイクルのクッションとして様々な場面で活躍しました。



ゲンガー @ ゲンガナイト 
特性:呪われボディ → 影踏み
性格:臆病
165 (236) - × - 82 (12) - 151 (4) - 96 (4) - 178 (252) 
- シャドーボール
- 滅びの歌
- 道連れ 
- 守る

相手視点では滅びゲンガー、鬼火祟り目ゲンガー、フルアタゲンガーにも見えます。
実際は普通の滅びゲンガーです。
カビゴンランドロスで詰めると決めているときに邪魔な奴を無理矢理破壊しました。
シングル厨優勝者、また2次会キスラッシュ常連の有名強者ぼんこふさんが「これは絶対控えめゲンガー!」と仰っていた通り、この構築では控えめでゲンガーミラーに厚くした方が100%良いです。気分的に色違いゲンガーを使いたかったので、許して下さい。反省点その1。
因みに決勝のゲンガーミラーですが、当日の僕は運が全て僕に味方してくれている前提で行動していたので、相手は87.5%を引き耐えられ、僕は12.5%を引き勝ちました。

 

メタグロス @ メタグロスナイト 
特性: クリアボディ → 硬い爪 
性格:陽気
155 - 187 (252) - 151 (4) - × - 110 - 134 (252) 
- アイアンヘッド 
- 岩石封じ
- 草結び 
- ステルスロック


相手視点では草結びがないメタグロスです。
実際は草結びを持っているメタグロスです。
前述のカビゴンが欠伸を採用していて、ランドロスステルスロックを採用していない関係上、ステルスロックを撒きたい衝動が抑え切れず、後述のポリゴンZとも相性が良いメタグロスを採用し、ステルスロックを採用しました。
技構成に関してですが、一致技でもあり運勝ちできるアイアンヘッドと採用理由のステルスロックは確定、ポリゴンZの起点も作れて構築的に辛いリザードンにワンチャン持てる岩石封じ、そしてどうせなら最近増加傾向にあるHBゴツゴツメットカバルドンにドヤ顔出来る草結びを採用しました。
調整は叩き上げに作った当初のAS振り切りのものですが、恐らくカバルドンに乱数が絡むのでもっと良い調整があります。反省点その2。

 

カプ・レヒレ @ ウイの実 
特性:ミストメイカ
性格:控えめ
155 (76) - × -  135 - 154 (196) - 150 - 135 (236) 
- 波乗り 
- ムーンフォース 
- 目覚めるパワー炎 
- 瞑想

相手視点ではカプ・レヒレです。
実際カプ・レヒレです。
オフによくいるナットレイヒードランという並びに抵抗したいので、目覚めるパワー炎を採用した個体を採用しました。また、構築的にキノガッサが辛いので、キノガッサに一矢報いれる様に最速70族抜きまで素早さを伸ばしました。
選出率が低いことが難点ですが、選出した時に役割をちゃんと果たしてくれるので、このままでいいと思いました。

 

ポリゴンZ @ ノーマルZ 
特性:適応力
性格:控えめ
169 (68) - × - 122 (252) - 170 - 95 - 134 (188) 
- 10万ボルト
- 冷凍ビーム
- 自己再生
- テクスチャー


相手視点では受け崩しの悪巧みを持ったポリゴンZにも見えます。
実際は耐久に振ってあるけど火力補正が掛かっているポリゴンZです。
最初は永久保証ポリゴンZを使用していましたが、耐久に振ったミミッキュステルスロック込みで落ちないとかいろいろ火力面で不安があったので、最低限の耐久を努力値で維持した控えめポリゴンZに変えました。ステルスロック込みで絶妙な火力が出るのでとても気に入っています。選出ではこのポケモンが通せるかを最初の20秒くらいで考えます。使っていて非常に使用感が良いのオススメです。

 

【選出について】

・詰め筋 + メガ枠 + カビゴン
・詰め筋 + カビゴン + 詰め筋

2メガ選出さえしなければ大体何とかなります。この構築の良い点として、詰め筋の多さが上げられ、そのおかげで非常に多様な選出が可能です。

 

【構築について】

個体紹介を見て察した方も多いと思いますが、並びを利用した初見では対応しにくい要素を沢山詰め込んだいわゆる初見殺しです。レートに潜らない理由は8割方これです。仮にこれをレートの構築で参考にする方がいらっしゃる場合はやめた方が良いと思います。オフなど再戦が比較的に少ない場でのこのような初見殺しは非常に有効に働く場合が多いのでオススメです。

【最後に】

この構築を使用して何度かオフに出場して来ましたが、優勝出来て素直に嬉しいです。オフにはこれからも出場するので、その時は話しかけて下さい。ぼっちで辛いです。よろしくお願いします。ここまで読んで下さった方が居れば、ありがとうございます。

Enjuさんは最高のプロ選手です。